前回社会インフラ整備にモバイルアプリを活用した事例をご紹介したKです。

丁度、先月初めに大手通信会社にて大規模通信障害が発生し
障害発生から前面復旧まで約90時間弱の時間を要しました。
会社および個人としてもその通信会社ユーザーではなかったため
直接的な影響を受けることはありませんでしたが
該当ユーザーの方は、生活の中でモバイル活用がどれほど必須となっているか
実際の障害に直面して実感されたのではないでしょうか。

このように現在、私たちの生活の中でモバイルの重要性は非常に高くなっています。
特にビジネス分野においては持ち運びしやすいモバイルは利用範囲が拡大しています。
しかし、ビジネスにおけるモバイル利用は、様々なリスクを抱えるため
リスクを回避する方法としてMDM(Mobile Device Managementの略)の利用が急速に広まりました。

ビジネス分野でのMDMとして有効な機能は以下の3点かと考えます。
・紛失や盗難時のリモート制御
・対象デバイスの一元管理
・ポリシー対応やアプリ配布等の効率化
上記3点をもう少し詳しくご説明します。

◆紛失や盗難時のリモート制御
外部に持ち出しての利用となるため紛失や盗難のリスクは非常に高く、企業としての機密情報の漏洩等を防ぐ必要があります。
多くのMDM製品では、遠隔から端末をロックする機能や、データを削除するワイプ機能などによって情報守ることができるようになっています。

◆対象デバイスの一元管理
遠隔から端末を管理することが可能です。
端末機能やアプリの利用制限、端末のハードウェア情報や設定情報の自動取得など管理する台数が多いほど、より効率・効果が高くなります。

◆ポリシー対応やアプリ配布等の効率化
ポリシーやアプリ、OSアップデートなど利用環境の変更により、全モバイル端末の設定変更やアプリインストールが必要な場合など、MDMが無い場合は1台ずつ設定作業が必要となりますが、MDM利用により一斉対応が可能となるため作業負荷を大幅に削減することが可能です。

このようにビジネス運用上MDMは、モバイル端末の運用管理に有効な方法ですが、市場には多くのMDM製品があり、機能や対応OSなどそれぞれの製品に特長があります。
まず、MDM導入の際には利用目的を明確にし、その利用用途に適した複数製品を比較検討することが重要となります。

弊社でも様々なMDM製品の取り扱いを行っております。
皆様がMDMご検討の際には、製品選定だけでなくモバイル端末の運用管理含めてご支援が可能となっておりますので、お気軽にご相談ください。