自社でRPA導入がなかなか進まない理由

人手不足や働き方改革のため、業務の効率化が急務となっている昨今、問題を解決する手段として益々注目されているRPAですが、実際は、自社の業務に適用できるか検討はしてみたものの、思ったほどの効果は期待できないのではないかとの不安から導入までに至っていない、という企業様が多いのではないでしょうか?

そのような企業様の多くは、短期間でRPA化できる作業に対してPOC(Proof of Concept)[試しに一部の業務をRPA化してみる]という形式で適用し効果を測ってみたものの、費用対効果としては十分な数字が出なかった、というご経験をお持ちかと思います。

PoCでは分からないRPAの導入効果

PoCで自動化する作業は、複雑なものでは無く、比較的単純で簡単な作業が多いかと思います。そのような作業は、もともと作業量が少なく、掛かっている経費も少ないため、自動化できたところで削減される費用も少ないということになります。

また、RPAの導入効果というのは、担当者の作業時間の削減だけでなく、生産性の低い長時間作業から解放されて、より生産性の高い高度な業務に就くことで、社員の仕事に対するモチベーションを上げることにつながります。

実際、RPAを導入して、いくつかの作業の自動化に成功した担当者にお話しをうかがうと、元の手作業には絶対に戻れないし、戻りたくないという声をよくお聞きします。

最低でも1年間の継続利用を

RPAを導入しても、すぐに多くのロボットを作成することはできないので、1年間継続利用する中で、少しづつ業務を自動化するロボットを増やして行くことで、RPAを前提とした運用が確立し、無理無く業務の効率化を図ることができます。